都市型だから賃貸併用
中野区の昔ながらの商店街を一歩入り、路地の突き当りに藤田邸がある。藤田邸は、賃貸併用住宅。
玄関ドアが2つあり、左側の玄関がメゾネットタイプの賃貸住宅の入り口。子育て前の夫婦世帯にはピッタリという感じだ。
都心の住宅地にしては、広めの土地であったため賃貸併用住宅という選択肢を選んだ。貸家は賃貸住宅と言えども、母屋と一体型であるため住宅性能は藤田家と同じ性能だ。セルロースファイバーの断熱材を使用した断熱構造は夏の暑さを遮断してくれる。
とても住みやすい賃貸住宅なのだろう。もちろん、すぐに借りては見つかりしばらく空きそうもない。建築費は少し高くなるが、安定した賃貸収入が見込めそうな場所なので賢い選択である。賃貸部分も上下ではなく、左右のメゾネットタイプで仕切った為、他人の生活音(足音など)
を気にすることなく暮らすことができるようだ。

太陽光発電で省エネ生活

藤田邸の屋根は真南に向いている。その特性を生かして、太陽光発電を採用した。
藤田邸の大きな屋根には、約4kWの太陽光発電設備がのっている。もともとの住宅性能も高いため、ロスをする熱量が少ないため消費電力は抑えられている。しかも、太陽光で発電しているため、一年中、電気料金はタダ。むしろ売電分の料金がプラスになっている。特に、夏などの日照時間が長い時期は、その幅が大きいという。
せっかくつけた太陽光発電だから、リビングには発電量が常に分かるようモニターも完備。藤田家のお父さんは、日頃の発電量を見るのが日課となり愉しんでいる。環境に優しく暮らしながら日々のランニングコストにエコな生活で、しかも季節や天候によって変化する発電量をチェックするのは意外と愉しい。太陽光発電を設置する意義を改めて見直してしまった瞬間だった。

お父さんと一緒の愉しみ
お父さんは、家の最上階に位置する屋根裏部屋も暮らしの愉しみの一つ。
南側の屋根には、屋根全体に太陽光発電がのっている為、北側の屋根に天窓がついている。北側と言えども、屋根勾配をゆるやかにしているため太陽の光は思った以上に入ってきて明るい。しかも、上がってみるととても広い。ロフトの全体としては10畳ほどあるだろうか。 言うまでもなく物置部屋としておくのは勿体無い、居住空間として十分な広さだ。 そして、このロフトスペースは3歳になったばかりの娘にとっても愉しみの場所。まだ、一人では上がれないためお父さんがいる週末が、ここで遊べる時なのだ。

賃貸併用で経済的で、環境に優しく、そして暮らしの愉しさも完備した藤田邸は、これからの都市型住宅を表現しているような気がする。